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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


その後、城護先生が椅子で眠ってしまい、しょうがないので先生は一期に任せて自分も寝ることにした。

本丸の廊下を歩きながら今日のことについて考えた。遡は何者なのか、なぜ歴史を変えようとするのか、なぜ殺さなかったのか、しかし頭をフル回転させても何も分からなかった。

「昨日来たばかりの奴が分かったら、普通は苦労しないよな」

自嘲気味に言葉を吐くと自室の襖を開ける。その時、ある事を瞬間的に思い出した。

楽器を引き取ってなかった…

それにもう一つ、市役所から借りてる台車も出雲郷楽器に置いてきてしまった。

「菓子折買って行かないとな…」

今度は本丸から台車を持っていこう。そう決意すると、襖をゆっくり閉めた。
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