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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


和泉守の後を追うべきか悩んだが、本部からテレビ電話を受信したため部屋に残る。

受話器を取ると同時にスクリーンに頭が寂しくて恰幅のいい中年がアップで映された。どうやらお偉いさんのようだ。

「あぁ、こんにちは。私は松江警察署長官の国矢という者だ。」

「同じく警部補の津和田です。隣は巡査の寺町です」

今度は比較的若い二人の男が映る。津和田は短く刈り上げた頭が印象的な人で、寺町はTHE刑事というような雰囲気の人だ。

「今回の…ええっと遡とかいう奴の事なんだけど。なんで捕まえられなかったの?」

自己紹介もほどほどに国矢から質問が飛ぶ。

「それは遡の所持していた武器が、今まで報告されていた物とは全く異なる物で現場部隊が混乱したのが大きな原因の一つだと思います。」

城護先生が的確に、要点を纏めて返答する。
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