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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


「和泉守」

「市村!てめぇ、、これは一体どういうことだ!」

土方のマスクの下、あらかた、歴史修正主義者かと思っていたが、現れたのは土方歳三と恋仲であった市村鉄之介であった。まさかこいつが遡なのか?

小柄な体を揺さぶり続けると市村が目を開けた。焦点の合っていない目で和泉守を凝視する。

「土方、、さん?どう、、して…」

土色に変わりかけている顔が酷く驚いている。それに自分の事を土方と間違えると言うことはもう目が…

「市村…てめぇなんでこんな無茶しやがったんだ?」

まだ刀であった頃、土方と市村がまぐわっているのを何度が見たことがあった。恋仲であることは容易に想像出来た。しかし何故こんな事をしたのかはとんと検討がつかなかった。
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