たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動
「遡」
「ふぅ…ここら辺でいいか。」
遡は現在土方歳三戦死、十分前に来ている。もう少しで武士達の最期の戦いが始まる。
水分補給をしながら旧幕府軍の集団を双眼鏡で見る。どいつもこいつも死にに行くと言うのに勇ましくて、清々しい顔をしていた。
その中心にいるのは勿論土方歳三である。だが本物は今自分の後ろで倒れている。ではあの土方歳三は?
これから起こる事は、たとえ刀剣男士が来たとしても分からないし、止められないだろう。
「あぁ、これからどうなるんだろうかなぁ」
ねぇ楽しみですか?土方歳三さん