たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動
その後一期が城護先生に現段階を説明すると。和泉守の通信をスピーカーモードにして自分にも聞かせろと指令が入る。それと政府にも連絡を、と
スピーカーモードになり、政府にも連絡をすると、和泉守の説明は始まった。遡とかいう歴史修正主義者のことも、そいつに部隊全員が倒されたこと、そいつが土方さんをどっかに連れていったことも。
ここで一つの疑問が、、なんで撃たれたのにお前ら生きてるんだ?
「詳しい事は分かんねぇけど、撃たれた所は赤い染料が付いてる。多分血糊じゃぁねぇかな」
その答えに更に疑問が湧く。なんで遡はそんなめんどくさいことをしたんだ?考えても結論ば出ない。
だが現段階でそれは重要な事ではない。今は歴史修正を止めることが最優先だ。
「とにかく俺らは遡の後を追う。バックアップとかを頼む」
その事を分かっているのか、それだけを言うと通信は切れた。
土方歳三戦死まであと、三十分。