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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


「もしもし、第一部隊状況を報告してください。もしもし、もしもし!?」

「聞こえてるっのおぉ、一期一振。俺だ」

和泉守の苛立たしげな声が受話器を越えて離れた自分にも聞こえてくる。声でかいよ。

「おい、それよりも大変な事が起きたんだ。早くしねぇと歴史が変わっちまう!!」

「どういう意味ですか和泉守殿。歴史が変わる!? あぁそうだ鞍馬様、念のために主殿に連絡を取っていただけますか。」

急かされるままに電話をかける。緊急用の番号にだったので不機嫌だったものの城護先生はすぐに電話に出た。

「あ、もしもし先生大変です。れ、、歴史が変わるんだとか、えっと、とにかく大変で、、」

「落ち着け鞍馬君。一体何が起きたんだ?」

パニックのあまり呂律が全く回らなくなったので一期に受話器を渡した。
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