たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第2章 「センチュリア」
「それでは始めさせてもらいます」
「「「お願いします」」」
聞いていても気持ちいいほどの返事を返されたのでこちらも姿勢をピシリとする
(いつも通り、いつも通りやればいい)
そう自分に言い聞かせる、ありのままをしよう
「それではまず最初にドの音を低音からリレーで四拍ずつの伸ばしていってください」 「「「はい」」」
勢いよく返事をしたのはいいものの、どうやら分かっていないようだ、何人かが近くの者と相談し始めた
「あ、ごめんなさい説明が悪かったです、順番はコントラバス、チューバ、バスクラ、バリトンサックス、、、、、、、、フルートで行います」
全部説明し終わったと思ったら、布を被った金髪の青年が手を挙げた
「おい俺、、、ファゴットは何処で入ればいい」
(ああ!!ヤバイすっかり忘れてたよ君のこと)
と心の中でパニクッている一方彼、山姥切国広は怒気を滲ませていた