第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動

「じゃあ、後で楽譜を配るから出陣や内番が無い人は練習しといてね。いただきます」 「「「いただきます！！」」」

余程腹が減っていたのか刀剣達はすごい勢いで朝飯を喰らう。、、たしかに話長かったもんな。

この勢いだと今日の朝食である白飯、豚汁、焼き魚、それにしば漬はすぐに無くなり、飢えた者達の残り物争奪戦が始まるだろう。

「こら、吉行！てめぇどう考えても豚汁の肉取りすぎだろ、野菜食え、野菜を！！」

「やかましぃ、おんしだって肉いっぱいとっちょるだろうに！」

、、、もう始まっていた。