たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動
広間への襖を開けると大抵の刀剣男士達はもう集まっていた。もちろんそこには昨日お楽しみだった鯰尾&骨喰もいた。
用意されていた席に座る頃、厨房組の刀剣達も広間に戻り全員が集まった。
「よし、皆集まってるな? それでは朝ごはんをいただく前に重大なお話があります!」
重大な話、その言葉に今まで眠そうだった刀剣達の目がカッと開き、全員の視線が城護先生へと集まった。
「よく聞けよ、、、俺たちに演奏の依頼が来たぞ!」
この発表に刀達の反応は様々であった、「マジか!」と喜ぶ者、「ついにこの時が、、」と燃え上がる者「俺たちで大丈夫なのか?」と不安になる者。
ちなみに自分はとても不安だ。