第4章 休符　

「鶴丸は、、鶴丸はどこへ行くのですか？」

鶴丸本体が入ったサックスケースを照誠に渡す城護は大切な事を話していなかった。自殺未遂の鶴丸国永を今後どうするかだ

「あぁ、鶴丸君にはこいつの実家に行ってもらうことになった」

そう言って指差されたのはやけに霊力の高い人外青年、照誠だった。

詳しく聞こうとしたが「細かい事は今聞くな」と照誠が顔で語る為に聞くのを止めた。

「よし、それじゃあ次に行こう。」

照誠はサックスケースを城護から受け取るとすぐに消えてしまった。結局鶴丸の行く先は分からないままになった。