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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第4章 休符 


「、、、私で宜しければ。」

謙遜しつつ城護様の近くに正座する。近くに座ったことで気付いたが城護様からは何か独特な香りがしていた。

(どこかで嗅いだような香りだなぁ。はて、なんだったか)

「うん? どうした、気になることでも?」

まずい、顔に出ていたか。なんとか誤魔化そうとするが、思い付かない。ここは正直に聞いておこう。

「いえ、城護様からの香りを私はどこかで嗅いだ記憶があって、、、」

「なんだ、そんな事だったのか。、、匂いの正体はこれだよ」

そう言いながら城護様が上着から取りだしたのは小さなねずみ色の箱だった。
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