たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第4章 休符
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主から客人のお酌を命令され応接間に入る。先程と同じ様に気色悪い笑みを浮かべながら喋る主の話し相手を見て思わず息をを飲んだ。
(、、、、、真っ白だ)
城護と呼ばれている老人。彼が身に付けている服、それが鶴丸国永を彷彿とさせるほど真っ白であったからだ。
「おや、一期一振を顕現させたのかい、やるねぇ」
「ありがとうごさいます」
二人が軽く会話をするだけでも分かった。この老人に主は頭が上がらないのだろう。
その時、ある考えが思い付いた。もしかしたらこの本丸を変えれるかもしれない妙案を。
(この方に今の現状をお話すれば何かが変わるかも!)