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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第4章 休符 


主の足音が聞こえなくなると歌仙が地面に転がっている私に駆け寄ってくる。
「すまない一期殿、君がもし主を殴ったりしていれば、他の者が主に危害を加えられる可能性があったからこれで動きを封じさせてもらったよ。」

そう言って歌仙が一期の腹部から何かを引き抜いて、見せる。それは針治療などに使う針であった。

「これで君のつぼを刺して動けないようにさせてもらった。ほらもう動けるはずだよ。」

言われた通りに指を動かしてみる。すると先程まで全く動かなかったのが解消されていた。

「歌仙殿、光忠殿、申し訳ございませんでした。今後からは行動に気をつけます。」

二人に支えられながら立ち上がり。自分の軽率過ぎる行動を真っ先に詫びた。
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