第10章 打ち明ける➡︎打ち解ける
「達央…達央…達央…」
「なんですか?お嬢様」
「呼んでみたかっただけ!ってかお嬢様って呼ばないで‼︎」
「はいはい。どこ行く?」
達央は私に聞いてくる。
「うーん…海?」
「海?なんだ俺てっきり…ラ」
「ちょい!まって…それは早くないか」
達央がラと言ったので私は達央が言いそうな怪しな単語が頭にうかんだ。
「は?ラウン○ワンだと…遥は何を考えたのかな?」
ニヤニヤしてる。くそっ…フライングした。
「つか、高校生で純粋な遥がまさか、へ、ん、た…「うるっさい!
そもそも達央が変態だからでしょう?私は悪くない!」
達央は車をコンビニの隅のほうに止めて、私の方に近寄ってくる。
「どうする?今、ここで襲われたい?
いいんだぜ?俺は…」
突然達央の声のトーンが低くなった。
達央が私の服の中に手を入れる。
「や…やめ…」
私は目を瞑った。
突然、唇に柔らかい物があたる。
「そんな怖がらなくてもーほんとっ
遥は純粋だなー
今日はキスで許してやるよ」