第3章 学校
私は会議室のドアをノックし、ドアを開ける。
「お邪魔します」
私はドアを閉めた。
予想した通り、先輩達がいた。
「テストは?」
小野さんに聞かれた。
「終わりましたけど?」
「早くない?」
先輩達は驚いている。
「まぁ、テストの話は置いといて、打ち合わせしましょう」
私は打ち合わせ用紙を見た。
打ち合わせの時、大体神谷さんはOFFモードだ。
話は聞いているが自分から話そうとしない。
「癒されるセリフか…」
みんなブツブツいっている。
「はぁ…私も癒されたいですよ。
ここの生徒なのに癒す側にいるなんて不平等ですよ…」
私が軽く呟いた言葉に先輩は反応する。
「今から、癒されてみる?」
神谷さんはいきなり食いついてきた。
「何て言って欲しい?」
タツさんはニヤニヤしてる。
マモさんも小野さんも乗り気だ。
私は戸惑いながらも考えた末…
「キャラクターボイス…で癒されたいです」