第3章 学校
チャイムが鳴り、先生が教室に入ってくる。
紙の束を抱えて…
生徒はペンと消しゴムを取り出した。
先生の合図で私は配られたプリントを裏返し、問題を見た。
全て、知っている。
昨日、暗記したもん。
私はペンを答案用紙に答えをサラサラ書いていった。
消しゴムなんて必要なかった。
私は始めて20分で終わった。
私は手をあげて先生にプリントを渡した。
先生は私だけが聞こえる声の大きさで「会議室」と伝えられた。
私は席を立ち上がり、会議室にむかった。
多分、明日の事についてだろう。
先輩が待ってるんだ。
私は少しにやけながら静かな廊下を歩いた。