第7章 【VIP】首無魔騎士の部屋
「ほら、ドルイアドも脱いで!」
風呂場にゆき腰帯に手をかけるが少年は身を引く。
「俺は良いでさぁ。主さんほら座って」
少年は椅子に主を座らせる。
「主〜」
風呂場の入り口から頭を着けたデュラハンが半泣きで見ている。
「ほら、じゃあ洗って?」
ミュラーに云われソープをなすったタオルで洗おうとして手を止められる。
「主の柔肌をそんな無粋な物で洗ってはいけないよ?ほらこうして……」
いつの間にやら服を脱ぎ捨てた騎士は胸を手で掴みその谷間に液体ソープを垂らす。
豊満な胸でにちゃにちゃとそれをこね主の背中にあてがう。
いつもと違いやわらかな胸と手でミュラーを甲斐甲斐しく洗う主人にドルイアドはため息をつく。
「じゃあ俺は出ますから」
「だめよ。ドルイアドちゃんは私が洗ってあげるからここに座って」
「あ、主!」
ポンポンと膝を叩く主に、ヤキモチを焼く主人。
面倒くさいな、と思いながらも仕方なくドルイアドは服を脱いでそれを部屋の外に出し、主の足元に座る。
「ちゃんとネコも洗ってあげるわよ、私が」
三人で洗い合い、浴室を出た。