第7章 【VIP】首無魔騎士の部屋
「じゃあまずお風呂かしら」
立ち上がり、机に頭を置いてミュラー。
「ドルイアドちゃん、脱がせて?」
「主、あの、俺は?!」
「あら、今日はドルイアドちゃんの手解きなんでしょ?」
云い、ミュラーは少年を手で招いた。
「失礼します」
ドルイアドは主人の前に立ち釦を外していく。
ベストにブラウス、そして襟元のスカーフをほどいた。
「下も、ね?」
ピクンッと少年は震えながら開いたシャツの中に手を入れ腰の金具を外す。
それがふさりと下に落ち後はストッキングと下着だ。
震えながらも下肢に手を伸ばし少年は主の纏い物を脱がす。
ストッキングをおろすと、彼女は足を上げる。
それを両足にやり……、
「あ、主!」
あわあわと慌てた頭が叫び、体が飛んできた。
「あら、好きでしょ、こういうの?」
クスクスと笑うとネコはヒンヒン鼻を鳴らした。
「はぁ、主さん、行きやしょう」
「うん♡」
何の躊躇いもなく主人の下着を脱がし、その手を引いて風呂場に連れてゆくドルイアド。