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愛のNight raid

第6章 吸血鬼の部屋。


「美しきマイロード、可哀想な幼気なマイロード。いつかその想いが報われる日が来たら良いね」
彼の言葉に、真っ赤に頬を染めながら紫の唇をした彼女は小さく頷く。

「好き、なの」
先程までの凜とした雰囲気は無く、幼い子供のようなやわらかな口調で彼女が云う。

「マイロード、その言葉が私に向けられない現実がひどく寂しい」
茶をテーブルに戻し、ヴィアトリクスは彼女の頬に口付けた。

その感触にすら官能に敏感になった主の体はヒクヒク震える。

「可愛いマイロード、さ、楽にして。怖がらないで。貴女の嫌がる事はしないから」
うやうやしくその手を取り、優しく一度口付け、ヴィアトリクスはまだ緩んだままの服をといていく。

胸まである編み上げのコルセットに小さなパンツ。
ガーターベルトで釣ったストッキングだけの姿にされる。

靴は優しく脱がされ、ベッドの脇に置かれた。
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