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愛のNight raid
第2章 屍鬼の部屋
「んー…おれっち感覚が鈍いから分からねぇや」
生を含んだ物を口にした時には『味』というより何だか痺れるような感覚がして幸せを感じるけれど。
「美味しい」
噛み締めるようにミュラーが云い、静かにマリアクレアは笑んで今度はスープをすくい取った。
食事が終われば腹を落ち着けるように暫く二人は褥に腰掛け会話をする。
ミュラーが自分の話をして、それをマリアクレアが聞く。
暫くそうして話しているが、ふと彼女が口を閉じ少年を視た。
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