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愛のNight raid

第2章 屍鬼の部屋


風呂場を出ると隻腕の彼が器用に世話を焼いてくれ、ローブを着て席に着く。

「さあ、おれっちの肉をどうぞ」
食せる程度に火を通された腕の肉。
骨は外されスープになっている。

それをマリアクレアが普通より大ぶりなナイフで切り分け主人の口に運ぶ。

「美味しいさ?」
彼が微笑み聞けば、主が頷く。
「ミュラーさんに食べてもらえて嬉しいさ…」
主人が噛み締める合間に、小さな欠片を彼も一口食む。

「美味しい?」
ミュラーが問う。
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