第11章 竜王の部屋
「あっ、あんっ、やぁんっ、す、ご、おっき、お腹いっぱい」
「今からもっと腹が一杯になるぞ?」
何度も奥をゴリゴリ抉られ勝手に足が開き平伏す様にして彼を受け入れてしまう。
「や、ぁんっ、おか、しく、なるっ、いっ、はぁっ、ン、あっ、あぅ、あぅうぁ」
布を掴んでいた蹄が堪らないという様にそっとファレンの体に近付く。
ぎゅっと彼女はそれに縋る。
「あまり負担をかけるのも不憫故、もう出すぞ。受止めよ」
ぐっと奥に押し当てられる。
そして一一、
「あっ、出てる、やらぁ、お腹いっぱい……いっぱい……」
熱い液体がどろどろ最奥に放たれ容赦無く子宮にまで届くのが分かる。
そして、終わるのかと思いきや大きな物は僅かに萎むが完全に人間サイズにはならず抜けない。
「抜かないのです?」
「抜いたら逆流してしまうからな。暫くはこのままにするが痛いか?」
又ペロペロと舐められファレンは身をよじる。
「痛くはない、ですけど」
「ん?」
「気持ち良く、なってしまいます」
舐めてくる舌にキスしながら彼女。
「半刻程で卵が形成される故、もう動いてはやれぬ」
顔を舐めていた舌がチロッと背中に移動し腹側に回る。
「あんっ」
「だが外側なら愛撫してやろうか?」
足の間の敏感な部分を舐める舌にファレンは喘ぐ。
「あ、あっ、んっ」
足の間が唾液でべたべたになる。
「おお、腹が出てきた」
鱗に覆われた前足がそろそろと労るような手付きで腹に触れた。
そこはぽっこりと不自然に膨らんでいる。
もう人間ならば臨月に近い大きさだ。
「ひゃ、あ」
彼女も自ら腹を撫でその大きさにカタカタ震える。
「なぁに、怖がるな。全て終われば何もかも元に戻る」
竜王に云われ頷きながらファレンは身をよじる。
その顔を優しく爪の付いた手で撫でるデュランダル。
「愛し子や、さあ、気付けに一杯飲むといい。産むのは最高な分登り詰めるまでが辛いらしいからなぁ」
尻尾がひょいっと器用にテーブルの上の酒瓶を取り彼女の目の前に降ろす。
よろよろ転がるようにして竜王から身を離し酒をゴブレットに注ぎ飲む。
ふわりと熱が体を包んだ。
ふわふわとして体がジェリーになるような軟らかな感覚に包まれる。