第11章 竜王の部屋
そっとお腹を撫でれば中に入り込んだ物の形が分かる。
「う、はぁ、のっ、遠慮なく、どうぞ」
「そうか」
痛くはないので云えばずんっと重いとさえ感じる物がぎゅうっと入ってきた。
「苦しいか?」
「大丈夫、……だけど、はっ、ちょっと待って下さい」
指で触れればそこは目一杯広がっているし、腹も既に孕んでいるかのように膨らんでいる。
が、痛くはない。
ただやはりちょっと重い。
身をよじる。
「あっ、んっ」
動くと大きな生殖器が中で擦れて何やらこそばゆい。
「ん?どうした?」
布の端にカリッと鋭い爪を生やした爬虫類の様な大きな手が突かれる。
「動かなくて大丈夫ですか?」
手をついてもらったので体が少し楽になったので問うてみた。
「んむ。我はこうして体内に包まれているだけで割と心地良いが……」
「出、ます?」
振り返りながら云うとべろおと顔を絡めるようにして舐められる。
「我は王ぞ。射精位自己管理出来る」
ぺろぺろ舐められながら云われ身もだえる。
「ぁ……ぅ」
ぺちゃっと頬を撫でる様に舐められファレンは僅かに笑む。
「動い、て……下さいます?」
「痛いかもしれぬぞ」
「私は、あの……痛く、ないのでデュランダル様にも気持ち良くなって、ほしいかなって……」
「愛い請い方だ。……良い、我を感じたいのだな?」
途端埋められて呼吸に合わせ震える程度のものだったソレが抜かれ、又奥まで穿たれる。