第10章 【VIP】屍鬼の部屋
「俺っちは主さんと仲良くしたいなー」
「三人で、仲良く、ね」
頭を撫でてもらいながら少年達は何となく、と唇を重ねる。
「冷たい唇…」
「舌も冷たいサァ…」
お互い顔を離せば眉を寄せ悪態を付く。
「主さん、へへ、今夜は三人で、楽しもうな」
「んむ?」
二人は暖を取るように女主人に抱き付きその頬に両側からキスしつつ体を撫でる。
「あっ…ンッ」
二人の手がローブを掻き分けその中に入り込む。
白く肉付きの良い足が露出しその奥に二人は指を這わせる。
さわさわと二人の指は割れ目を掻き分けその奥に入っていく。
「よく熟れていますね……」
先にそこに辿り着いたのはユリシスの指だ。
ぬかるみを指先で撫で、くっと奥に突き立てる。
「あんっ」
指は細いながらやはり関節が太い男の指を容易く飲み込んでいく。
「可愛い……主さん」
か細い聲を上げながら仰け反る腹の皮膚にちゅっちゅっと唇を落としながら指をぬちぬちと濡れた秘部に出し入れする。
「主さんっ、ズルイっサァっ」
負けじとマリアクレアもそこへと指を這わせた。
「二人どうじなんか……む、りぃっ」
あぁっ、と女主が叫ぶ。
細いユリシスの指が入り込んだ場所に少年の指も同時に捩じ込まれる。