第8章 【VIP】吸精鬼の部屋
「フィガロ、そういえば昨日はオケラだったんでしょ?主ちゃんにちょっともらったら?」
じゅるっとはしたなく口の中の水分を飲みながらベルニナは云う。
「あら、そうなのフィガロ」
云えば顔の精悍さに反比例して白い少年は恥じ入った様に顔を赤らめた。
「あの……それは、……昨日は……」
言い淀むフィガロにクスクスと笑い主は彼の頭を掴む。
「良いからぶちゅっとやっちゃいなよ」
そのままえいや、とそれを女主人の胸に投げる。
ぽすん、とローブに包まれた乳房に頭をつけ少年は上目遣いにミュラーを見た。
「良いですか、コレ?」
「喜んで」
少年の顔を花を摘む様にすくい上げ口付ける。
水中に住む彼は定期的に摂取する必要のあるモノがあった。