第8章 【VIP】吸精鬼の部屋
そして始まったのがソレだ。
二人はオイルを擦るように主の股座をペロペロと舐めている。
それもクリトリスを中心に。
呪文の様に『大きくなあれ』と繰り返し唱えながら。
ぷにぷにと柔らかで温かくオイルで滑った唇が敏感な海綿体を吸い、挟む。
熱く僅かにザラザラとした舌が股間全体をオイルまみれにしていく。
それはこそばゆいながら快感で、勤勉に舐める二人を眺めながらミュラーは腰を揺らしてしまう。
「ひもちい?」
ニコニコと無邪気に笑う吸精鬼は無邪気で何だか淫靡な雰囲気を感じさせない。
「嬢ひゃん、痛くないですかぁ?」
小さな口から漏れる雫を熟れた果実色の舌で舐めて従者。
「だ、いじょぶ」
その間にも再び唇を這わせ始めた吸精鬼がぢゅぅっと音を立てて吸い付きミュラーは息を吐く。