第6章 あれから
あまりの事に暫く呆然としていると
ちょうど村長さんが店にやって来た。
あの男の言ったことを確めるため
村長さんにドラゴンと言う男の事を聞く
村長さんは、やや驚いていたが
「確かにそやつはガープの息子で、イリス達の父親じゃ………今ではもう世界的犯罪者じゃが、昔はこの村で普通の少年じゃったよ……」
村長さんも昔を思い出しているのか目を細めながら、そう静かに話してくれた…
本当に父親だったみたいね…
見ず知らずの他人に連れ去られるよりは幾分安心できるけど…
でも…、なんて言うかこの…《自分勝手で強引な非常識さ》は、やっぱり
「ガープさんと、ルフィにそっくりだわ!」
マキノは声を出して笑った。