第5章 更に突然
「あら~良かったじゃな~いの~」
ささっ!熱い抱擁を…と、
嬉しそうなイワちゃん
反対に眉間にシワを作ってるお父さん…
「私とはイヤ?やっぱりイワちゃんとの方がいいよね…」
「ン~フフ…そうなのドラゴン!!遠慮することなんてナッシブルよ~」
ヴァターシはいつでも受け入れるわ、と
お父さんに向かって行く
お父さんは、なんだか殺気が滲み出てきてる
イワちゃん危ないかも…
ガバッと、お父さんを抱きしめたかと思ったが…何故か空振りに終わっていた
(??お父さんは?)
「あいつとするぐらいならお前にしてやるさ…イリス」
突然、お父さんは私を抱きしめてそう呟いた
黒いマントでスッポリ包まれた私は、真っ暗な中でお父さんの鼓動を感じていた