第5章 更に突然
どれくらいそうしてただろう…
お父さんの腕の中でそろそろ離して欲しいと訴えると
「17年分にはまだ足りないが…」
名残惜しそうに離して
じっと見つめられる…
なんだか照れてきたのを誤魔化すため話かけた
「イワちゃんゴメンね…お父さん取っちゃって…」
「ンフ~フいいのよ~!見たことないドラゴンを見れてイリスちゃんに感謝だわ」
バチンッ!!と
お父さんに向かってウインクをおくり
これからの任務も頑張れるってもんよ!!と
意気込んでいた
「イリスちゃんまた必ず会いましょう!!」
「うん!!絶対ね!」
私達は再会を約束して、また熱い抱擁をかわした
船は一旦近くの島に寄り、イワちゃんを降ろしてから
バルティゴへと向かって行った………。