第5章 更に突然
「ヴァターシはこれから、ある場所に潜入しにいくのよ…長期任務になるからヴァナタと会うことも、もうナッシブルよ」
それよりドラゴン熱い抱擁を…と
両手を広げるイワちゃんに
「そんな…!イワちゃ~ん!」
ドンッ!!
思いっきり抱きついた
「ン~フフフフ!ヴァナタに抱きつかれても、全然嬉しくないっチャブルよ!!」
そう言いながらも強く腕をまわしてくる
確かに熱い抱擁だわ…骨が折れそう……
「おいイワ!イリスが潰れるだろうが、離してやれ!」
イワちゃんは、しぶしぶ私を離してお父さんに向き直る
「ヴァナタ……今度はヴァターシに嫉妬してるのかしら?」
イワちゃんの言葉にまた、顔がちょっと赤いお父さん
「それじゃ、お父さんも私に抱きついとく?」