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背中を追って【ONE PIECE】ワンピース

第14章 2つの手配書




縄から解放された二人は、漸く宴に参加することが出来た
エースとサッチを囲むように仲間達が集まる

「やっと来たか?」
「さぁ飲めよ!!」

マルコが、二人のグラスになみなみと酒を注ぐ

「これで仲直りしろよい!」

皆が見てる中、二人はしぶしぶ乾杯をしてグラスを空にした

「イリスに一目惚れって本当かよ?」

 「八つ当たりで追いかけ回された俺に謝れ」

「まあ、お前の顔はあいつの好みじゃねぇよ」

 「束縛する男は嫌われるぞ………」

ギロッと視線をかわし、今にも掴みかかりそうな二人



「おいおい、まだ吊るされ足りないようだねい?」

にこやかな笑みでマルコが近づいて来る
後ろにはロープを構えた男達
二人に向かってにじり寄る


「いやいや!マルコ、冗談だよ!冗談!………なっ?サッチ?」

「もう吊るされるのは勘弁してくれ………」

互いの肩を組み仲の良さをアピールする二人だった



「やっと大人しくなったな………」

イゾウが宴の輪の中に戻ってきた

「さてエース、この手配書についてどう思う?」

イゾウは3枚の手配書を見せて問いかけた
1枚はルフィ、もう1枚はイリス、そしてもう1枚は知らない男………

「こいつは知らないぜ?誰だよ」

「そうか……知らない男か………」
(知らない方がいいか?)

「何だよイゾウ?どうかしたのか?」

「いや、たまたま同じ日の新聞に入ってた手配書だから、知ってるかと思ってな……」

(俺の見たところ、同じ日の同じ場所で撮られた写真、このイリスって子と関わりあることは確かだが……)

イゾウは確証がないのと、エースを不安にさせる事もないと思い、言わない事にした


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