• テキストサイズ

背中を追って【ONE PIECE】ワンピース

第13章 強い人



「その船を見て思いついたんだが…イリス、お前が船を運ぶんだ」

「ほぇ?」

まぬけな声を出したイリスの頭をミホークは、またポンポンとなでる


(あれ何回目かしら…)
グレイスは口にも顔にも出さないが、そんな二人をじっと見つめていた


「船にロープをかけて鳥形のイリスが飛んで運ぶ」

暫くしてイリスから手を離したミホークは詳しく説明しだした


イリスの能力を使えばカームベルトを安全に抜けられる、グランドラインへの出入りも自由だ

「うう~ん?そんなにいっぱい飛べるかな~?」

「心配ない、白鳥は水鳥であると同時に渡り鳥ではないか」


お前なら大丈夫だ…そう言ってまたポンポンとイリスの頭をなでる



(もう…またやってるわ~)

さすがに慣れたグレイスは冷静にミホークの提案について考えていた
それは確かにいい案で、無用な争いを避けれるし、気まぐれなグランドラインの波の影響も減らせる

(ここはイリスちゃんの能力に頼ってみようかしら…)

グレイスはミホークの案に乗り気だったが、もう口は挟まない……
(また睨まれたら寿命が縮まっちゃうわ!!)


最初はすこしづつ進め…着水は静かに…海王類に見つかるぞ…
ミホークはイリスに細かな注意事項を伝えているそれはまるで……


(まるで親ね………)

グレイスの心の声は誰にも知られることはない……

/ 365ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp