第13章 強い人
クリーク海賊団……
50隻の艦隊と5000人の兵力を持つ《東の海》最大最強の海賊団
「今は《グランドライン》に行ってるって聞いたけど……」
ゴソゴソ鞄から手配書の束を取り出す
「ほらこれ!」
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
クリーク海賊団
《首領(ドン)クリーク》
賞金額 1700万ベリー
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
「ほんとだ…こんな海賊旗だったわ」
手配書には船長のクリークと海賊旗
《東の海》の覇者とまで言われた海賊があんなことになるなんて……
イリスは改めて海の恐ろしさを感じた
「たとえ無傷で出会ってもイリスちゃんの敵じゃないわねぇ~」
だってみて懸賞金の額!…指差す先には、
「1700万ベリーか……」
確かに《天使》としては5000万ベリーだけど、あれは物珍しさが生んだ金額であって、強さを表してる訳じゃ無かったと思うんだけど…!?
「何言ってんのよ!私の見たとこ、あんたはクリークよりも大分強いわよ?」
イリスは自分から仕掛けることはないが戦えばかなり強い、行動を共にしていたグレイスにはわかる
「それを言うならグレイスだって!!相当できるでしょ?」
出会ってから戦う所をあまり見たことがないが、動作や足運びに隙が無い、見た目に反して強いのが分かる
それにいつも持ってる刀……使ったとこなんて見たことないのに毎日手入れしてる……
「これはお守りみたいな物よ…いざって時しか使わないの♪」