第10章 初めての……
「へぇ~!すごいね~!」
感心しきりのイリスは夢中で店を見てまわる
「可愛らしいお嬢さん達!どこから来たんだい?」
いいものあるよ!と声をかけるおじさんに二人の足は止まった
「やだぁ~可愛い素敵なお嬢さんだなんてぇ~♪」
嬉しそうなグレイスが、上機嫌で店に近づき、ニコニコしながら話している
(さすが商売人…口が上手いわ…)
ちょっと呆れながらイリスも近づく
店にはアクセサリーや小物、女の子が好きそうなキラキラした商品がズラリと並んでいた
「わぁ~綺麗~!」
イリスも目をキラキラさせて見いっていた
大量に並べられた商品はまさに壮観!!
露店の中でもひときわ光り輝いていた
「私はこれと、…あとこっちも!!…あぁんそれも捨てがたいわ~」
グレイスは早速商品を手にとり、次々に選んでいく…
「ちょ……ちょっとグレイス!?そんなにお金ないわよ?」