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いつかの夢の続き

第3章 Episodes.相葉:笑顔の裏の崩壊






答えない大倉さんに、


櫻井さんがちらちらと
上の方を気にし始めた



「……まあ、まだ寝てるんやない」





「……」



しーん、となったリビング。


テレビの音だけが鳴り響いた。




「あ、あの。
相葉さんの様子見てきましょうか…」



耐えきれず、そう切り出すと


櫻井さんがえっという驚いた顔をした。




視線をそらして食べていた大倉さんも
驚いて手を止める。





「…もしかしたら行かない方がいいかもだけど
いちおう、声をかけてみて。」



「…」




ちょっと不安そうな声に、


私も不安になりながら、
はい、と返事をして2階へと向かった。





2階はやけにお洒落で洋館っぽい。



ドアに下げられた名前札。






"相葉雅紀"


そう書かれた名前札の部屋の前で
立ち止まった。





静かめにノックをした。




しかし反応はない。




もう一度、先程より強めにノックする



「あ、あの!相葉さん…?」



中から小さや声が聞こえた。

ゆっくりと、ドアを開いてみる。





電気は消され、暗闇。




進むと横に開けっ放しの寝室。






そこにベッドの上で
丸まって横になってる相葉さんがいた








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