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いつかの夢の続き

第6章 Episodes大倉:無愛想な理由





数時間、俺はパソコンの前に座り
ただ、ひたすら仕事をさせられた

時として薬の人体実験みたいなことを
させられる時もある。


暴れたり反抗しようものなら
スタンガンで気絶させられた。



「目が疲れた。」

休ませろと要求すると、

はぁ、とため息をつき
ん、と首で休憩場所を示す。



よろよろと歩きながら入ると

柊真と悠汰がいた。


悠汰は顔色が悪く、
壁に寄りかかり俺を見るなり

へらり、と力なく笑った。


「帰ってたんやお兄」

柊真は嬉しそうに、でも何かを
悟っているかのように俺に笑った。


「悠汰、体調悪いんか」

「熱が下がらへん。薬貰えん」


俺がこういう状況を作ってしまってる、

そう思うと心がぎゅっと
握り締められたように痛い。



「僕、平気やで…寝てたら治るから…」

「ほんなら大人しくベッドで横になっとけ
薬は俺が貰ったる。柊真は水」

「わかった」


薬も与えんで放置?

よう出来るわ、
自分の血の繋がった息子やのにな








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