第13章 何の日
扉の向こうは
私が想像した通りの夏祭りがあった
頭上には提灯
提灯や電球で鮮やかな夕焼け色に染まるたくさんの屋台
足元には白くキラキラとした玉砂利が敷かれている
「な、、に、これ」
L「浴衣、屋台、花火、がしたかったのでは?」
「そうだけど、、こんなのって、ここビルの屋上…」
L「今日1日だけ、ワタリに頼みました、屋台の商品もワタリが用意したので、他に人はいませんが」
私の為だけに、こんな凄いことになってしまった…?
「竜崎…ありがとう!!」
ちょっと申し訳なくなったけど
ここはお礼が正解だと思って、心の底からお礼を言った
L「では、まずは綿菓子で」
そこから、綿菓子、フルーツ飴にりんご飴と相変わらずの竜崎の横で、たこ焼き、焼きそば、ジャガバターを食べた(量がちょうどよくミニサイズだった、さすがワタリ…)
L「ちあき、こっちです」
突然竜崎が手を引いて歩き出す、すると