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名探偵は甘いのがお好き

第7章 夕立


幸い、というかなぜか買いに行った店内はガラガラで目的の物はすぐ購入できた
いつもならそこそこ人がいるイメージだったが、今日はなんだろう?と不思議に思う

が、その疑問は嫌な形で解消される事となる

帰り道、あと10分ほどで捜査本部のビルに着くかというところで
元飲食店の様なものが数件並ぶ通りに差し掛かる、どこもシャッターが降りていて寂しい

すると先程まで晴れていた空が嘘のように暗くなった

「え、、これヤバくない?」
と口にした瞬間

ピカッゴロゴロゴロ!

地響きのような雷鳴が轟く

「っっっ!!!!!」

何を隠そう私は雷が大の苦手
すぐさま近くの店のオーニングの下に逃げ込みしゃがんだ

すると見計らったかのように雨が降ってきた

「最悪だぁ…」

もしかして天気予報で夕立があると言っていたのだろうか
道には誰も歩いていない

ゴロゴロゴロゴロ
雷は相変わらずで
雨も横殴りに降っている
オーニングが広いのでひどく濡れることは無いが

「うぅー」

雷が一番の問題だ

ピカッゴロゴロゴロ

「やぁぁ…竜崎…」

助けて……



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