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名探偵は甘いのがお好き

第5章 好きだなんて言ってあげない


「竜崎、ちょっといい?」

L「どうぞ」

視線はパソコンを凝視しているが、いつもなので続ける

「最近の質問、あれはなに?」

L「なに、とは?」

チラッと一瞬視線を寄越すがまた画面に戻る

「いや、あんなに質問されたら気になるよ!」

L「そんなに質問しましたか?」

無意識!?いやいやいやいや!そんなわけない!

「とぼける感じ?」

L「……無理ですか」

「できれば」

そこまで言うと竜崎はようやく画面から目を離し私を見据えてきた

なんだか、ジッと見られるのは落ち着かない

L「ちあきの…好きな物はなんですか?」

「好きな、もの?」

理由を聞きたかったはずなのに、なぜまた質問されてるんだろう?

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