第37章 期待してもいいかな
「はい、どうぞ」
L「ありがとうございま………す」
お菓子の皿に手を伸ばそうとした竜崎は一瞬止まり、私の顔をジッと見た後マシュマロをつまみ口に入れた
(あれ、マシュマロの気分じゃなかったかな…)
L「チョコが食べたいです」
「え?チョコ?」
沢山食べただろうに、よほどチョコが好きらしい
というか…
「チョコなら私に言わなくてもあるじゃない…」
あれ、今、声に出した…?
思わず声に出してしまった恨み節にも聞こえるセリフ
マズイと思った時には私は笑顔でダンボールからチョコの包みを一つ拾い上げていた
「はい!竜崎!チョコなら沢山あるでしょ?可愛くラッピングしてあって、みんな美味しいよ、きっと!」
やばい、泣きそう
竜崎の前にぽんっと包みを置き、何とか笑顔をはりつけたまま自分の席に着いた