第4章 暑さ違い
L「では、ちあきが私を包んでくれたら体験できますね」
意外にも返事が返ってきたことに驚いた
私が思った以上に竜崎はこの話題に積極的だったのだろうか?
それにしても…
「包んでくれたらって(笑)そんなの私がスライムじゃないとむ…り…」
笑いながら振り返り、窓から竜崎に視線を移した私の目の前には
竜崎が椅子に座ったまま両手を広げて待っていた
L「はい」
はい????
「え、いやいやいや、抱きつくくらいじゃ全然わからないと思うよ…第一、体温の話であって体の表面の温度は36度も無いでしょう」
思った事が全て口に出てしまった
なんとも可愛げが無いと自分でも思う
L「ちあきがそんなに理屈っぽいとは」
竜崎には言われたく無いけどね
L「ではこれはどうですか?」