第34章 ダイエット
と思ったけど
竜崎はまた口を閉ざし私を凝視している
目が合っているのでそらすこともできずただ見つめ合う
すーっと竜崎が近づいてきて、そして至近距離で小さく呟いた
L「ダイエットですか?」
どきんっ
何故、わかったんだろうか
2キロだと思っていたけど
実は見てわかるほど太ったのだろうか
そんな風に考えていると竜崎が続ける
L「普段お菓子がすきなちあきが食べないんです、察しはつきます、今日は他にも一口も食べていないです」
しっかり見られていたみたい
何と返そうかと思案していると竜崎に手を引かれ
そのまま廊下に連れ出された