第30章 誰が好きなの?
女子トークと言われながらもつい捜査的な事を考えていると
眉間にしわを寄せた海砂ちゃんが机に乗り出して私の顔を見てきた
「ん?なぁに?」
海「まさか…ちあきちゃん…」
考えてる事がばれただろうか
海「ちあきちゃん月が好きなんでしょ!!」
………ん?
今度は私が開いた口が塞がらない
海「月は確かにかっこいいし、好きになっちゃうのもわかるけど、ダメだよ?月は私の彼氏なんだからね!」
「ちょ、ちょっとまって?誰もそんな事…」
海「じゃあ誰が好きなの??もしかして…まっつー…とか?」
海砂ちゃんの暴走を止めるのは至難の技だ
月くんや竜崎はやっぱり凄い
というか、海砂ちゃんからしたら捜査本部に私の好きな人はいない、という可能性は無いようだった
まぁ、現に竜崎が好きなんですけどね…