第28章 独占
駐車場で海砂ちゃんに断りを入れ、写真を1枚だけ選び他を消すのを忘れない
海砂ちゃんはもったいないとがっかりしてたけど、理解はしてくれたみたいで反対はしないでくれて助かった
海「たっだいまぁー!」
月くんを見つけるなり腕に絡まりハートを飛ばす海砂ちゃん、今日の事を月くんに報告してるみたいだ
「ただいま、竜崎」
L「お帰りなさい、試着しましたか?」
「うん、それが海砂ちゃんはしなかったのに私だけしちゃった」
L「候補が多すぎて選べないとかそんな所でしょう」
竜崎には何でもわかるらしい
すると竜崎が片手を私に突き出す
握手?にしては掌が上に向きすぎている
「お土産買ってきてない、ごめん」
竜崎は取れてしまうのではないかと言うくらい首を捻る
L「写真、ないんですか?」
「え、写真?………えぇ!?」
(まさか…ドレスの?竜崎見るの!?!?)
私が混乱していると後ろからヌッと白い腕が出てきて帰ってきて机に置いたはずの私の携帯を竜崎に渡した