第28章 独占
それから私達はドレスがある部屋に通して貰った
海「わぁぁぁぁ!!!綺麗ー!」
「凄い…」
一面真っ白なドレスばかりで部屋が何倍も明るく見える
しかも、どのドレスも裾が長いので吊るされてとても巨大に見える
海砂ちゃんはどんどん見て回りあれやこれやと瑠璃子さんと真剣に話していたけど
私はどのドレスも似たように見えてしまい首を傾げていると海砂ちゃんが1着のドレスを持ってきた
海「ちあきちゃん!これなんかどうかな??」
海砂ちゃんが持っていたのはエンパイアラインというタイプのドレスでシンプルだけどふんわりとしたものだった、ちょっと意外だが海砂ちゃんが着たらまさにギリシャ神話の女神
「かわいい!似合うと思うよ!まぁ、海砂ちゃんならもっとふわっとしてても可愛い気がするけど…」
海「ちあきちゃんにだよ?」
「え!?私???私は…いいよ」
瑠「せっかくだし、1着だけでも、デザインが嫌なら変えましょう、でも、絶対似合いますよ」
海「私も絶対似合うと思う!!」
二人の眩しい笑顔に逆らう術が私にはありません