第28章 独占
色々な意味で期待半分、不安半分のまま
一週間は瞬く間に過ぎ
ついに見学当日
海「じゃあ、行ってきます、月♡」
月「あぁ、いってらっしゃい」
「では、いってきます」
L「いってらっしゃい」
今日は私が付いているので松田さんは留守番
私が運転する車で行く事になっている
海「ちあきちゃん運転出来たんだ!」
「一応ね、普段あんまりしないけど、たまに乗るし…不得意ではないよ」
他愛ない話(主に月くんの話だったけど)をしているうちに無事に目的地に到着すると物凄くオシャレなビルだった
さすが、女性の晴れ舞台をプロデュースするだけある、といった感じだ
車を停めると待っていたのはこれまた華やかな美女、海砂ちゃんが仲良くなったと言っていた人で、瑠璃子さんというらしい
明るいグレーのスーツをピシッと着こなしつつとても艶やか、髪は腰までありそうなロング
瑠「いらっしゃい海砂ちゃん、そちらがお友達のちあきさんね」
「本日はよろしくお願いします」
海「よろしくお願いしまーす!」