第26章 強敵?
L「ちあき」
「あ!竜崎!」
松「僕、急ぎの仕事あったんだったー」
松田さんは続きは言わずにささーっとデスクに戻って行ってしまった
L「ちあき、コーヒー入れてください」
「あ、うん!わかった〜」
給湯室に行き机にぬいぐるみを置きコーヒーを淹れていると後ろに気配を感じて振り返る
「?」
なにもない
もう一度コーヒーに向かう
(ん??なにも、ない?)
そうだ、今振り返ったら何もなかった、本当に【何も】
さっき置いたぬいぐるみも
恐る恐るもう一度振り返る、、と
「ひっきゃっっっむぐ」
真後ろにいたのは竜崎だった、あまりに驚きすぎて叫ひそうになった所を口を塞がれた
「ふっふ!んーんん!」(ちょっと!竜崎!)
L「はい」
ちゃんと言葉になっていないのに竜崎には通じたのか返事をされた
「びっくりするでしょ!」
私はさっきみたいに不意に驚かされるのか本当に嫌いだ
それを知っている筈の竜崎がするのはタチが悪い
まだ竜崎に文句を言おうと口を開くと
目の前が暗くなった