第4章 葉の露
「…じゃあ、藤堂さんで」
「よっしゃぁ!」
別に誰でもいいんだけどね。
誰でも結果は同じだし。
どちらも構えて、土方の合図で動き出す。
先に動いたのは藤堂だった。
一太刀目を躱して、追撃を受ける。
その次の攻撃を弾き、出来た隙に蹴りを見舞って壁まで飛ばす。
起きる前に近づき、眼前に木刀を突きつけた。
「俺の勝ち」
呆然とした藤堂さんを放置して、くるりと振り返る。
「じゃあ、次、斎藤さん」
「あ、あぁ」
「えー、僕はー?」
取り敢えず沖田さんは無視を決めこむとして…
斎藤の居合は一度受けたことがある。
彼は速さで勝負したほうがよいだろう。
構え、土方の合図を受ける。
今回は私の方から仕掛ける。
居合は強いけど隙も生まれる。それが難だよねっ…
居合に足を止めずしゃがんで避け、少しの隙をつく。
「はい、俺の勝ち。じゃ、最後に沖田さんやりましょうか」