第4章 葉の露
来たる次の日。
数少ない荷物を持って改めて新選組屯所に訪れた。
「さて、と。気張りますか」
どうにも袴は動きにくくて、好きではないが昼間故に仕方ないか。
副長の指示通りに道場に行く。
道場かぁ…戦いづらいかな…高い所ないし。
まあ天井あるからいいか…
そんなことを考えていると幹部方の姿が見えた。
「おはようございます」
一応、挨拶をすると数人から返ってきた。
沖田からは挨拶替わりか木刀を投げて渡された。
木刀…ちょっと俺には長いんだよなぁ。俺は小太刀くらいの長さが好み。
「さて、俺は誰を相手にすればいいんですか?」
土方に向かって問う。
しかし、土方が何か言う前に口を開く者がいた。
「玻瑠っ!俺とやろーぜ!」
…藤堂さん、もう呼び捨てですか。
「玻瑠くん、僕としようよ」
沖田さんの笑顔が黒いな。
「俺とも手合わせ願いたい」
ともって…斎藤さん、俺に複数人相手しろって言ってます?
どうしたものかと考えていると土方はため息をついて、原田が笑っていた。
…なんか…んー…違うか。
「…誰でもいいから始めてくれ」
誰でもいいって土方ぁ、そりゃねぇぜ。
心の中でもう土方のことを呼び捨てなのは置いといて…