第4章 葉の露
「なるほど…お前、調べるのはいいが気をつけろよ」
突然秋夜が声を落とした。
聞かれないためだろうか…
「?」
「お前、不思議にならなかったのか?新選組について」
不思議になる…?
「千鶴ちゃんとやらの処遇だよ。普段なら助けて終わりの筈だろうに、何故刃を向けてまでして連れ帰った?」
言われてみれば、そうだ。
「それに、あの襲ったやつら…姿が異様じゃなかったか?」
思い出せば、真っ白な髪に闇夜に不気味に光る赤い瞳。人のそれではなかった。
「それは…新選組がそいつらのことを隠そうとしていたってことか?」
「そうとも取れるだろ…あの女の子に斬るとまで言ったんだから」
確かに、秋夜の言う通りだ。
「…俺がそれについて知れば、始末される可能性もあるか…」
「それについて調べていなくても、何か嗅ぎ回ってるってわかれば疑われることもあるだろうしな。俺も何があるのか、調べてみるわ」
「ああ、頼んだ」
やっぱり、秋夜は頼りになる。
「入隊試験だっけ?入隊拒否されんなよ〜」
…一言多い気もするが。